

数あるインストゥルメンタル・ロックバンドのなかでも、百景のサウンドは、いわゆる轟音ギターが「爆発」する音楽でもなく、ジャムバンドのような即興的演奏の音楽でもない。ギター、ベース、ドラム、あくまでシンプルに楽器の響きを活かしたアンサンブルは、聴き手の想像力を喚起し、そのバンド名の通り様々な""風景""を描き出す。何度も味わうほどに心の奥底にしっとりと浸透していくそのサウンドは、まるで、五・七・五や季語といったルールのなかで無限の世界を描こうとする俳句の世界さえ連想させる。大阪出身、現在は東京に拠点を移して活動する百景。結成は2003年。2006年にはmono率いるレーベルHuman Highway Recordsからファーストアルバム『Standing Still in a Moving Scene』をリリース。2007年から2008年にかけては、アメリカ・テキサス州でのSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)や台湾の野外音楽フェスティバルFormoz Festivalを含め数々のステージに立ち、多彩なジャンルのアーティスト達と共演をはたす。それら数々の経験を通して、さらに自らのオリジナリティを突き詰めたセカンドアルバム『おくりもの』をセルフ・レーベル「neiro」からリリースする。


2 Items