この曲は音がいいとか、この曲は歌詞がいいとか。
そういうのはたぶん、本当の音楽の楽しみ方じゃないって思う。
音がいいのは洋楽みたいで、歌詞がわかりやすいのは邦楽とかポップスだよねって。
けっ。音楽はそんな分析をしたり顔でしながら引き出しにしまうものじゃない。
でも実際にそういう分析や狙いで音楽を作っているミュージシャンもすごく多い。
そんな作り方で「イメージの最長不倒距離」を越えられるわけないのにね。
前のウミネコもいい「泣き声」を聴かせてくれたけど、このウミネコも最高の鳴き声を聴かせてくれている。
音は宇宙を突きぬけ無限の彼方へ。
言葉は視界の世界を裏切らずに素直に、率直に。
そんなぶっ飛んだ音と地に足が着いた歌詞が、一緒になって宇宙にも手を伸ばすし、 自分の鼻くそもほじくる。宇宙があるかない かなんてどうでもいい。だって宇宙は あるんだよ、あなたと僕の中に。ウミネコの音楽の鳴き声が 素敵なのは、そういうこ とを歌い鳴らしちゃっているからだ。
音楽は誰の心にも宇宙をもたらす。そう、時間やルールを飛び越えちゃうんだ
ぶぉーんとね。
なんてことない曲の気もするけど、なんでもかなえてくれる曲の気もする。
どうやら僕は以前、この人の音楽を「こういうのが大衆音楽になるべきロックだ」
って書いてたみたいです。
でもまだまだ全然そうなってないです。
前言撤回しません。だから、これを一緒に大衆音楽にしましょう。





